滋賀県立高専は、令和10年(2028年)4月の開校を目指して準備を進めています。
この「学校の開校準備」というのはとても大変なのです。
「いったい何が大変なのか?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、例えば、
などなど、限られた人員、建物、予算のなかで開校までにやらなければならないこと、やりたいことはたくさんあるのです。
さらに、「公立や私立で高専をつくる」場合、文部科学大臣の設置認可が必要となります。
この申請書をつくるのも実に大変です。
このように大変な、しかし大きなやりがいのある「開校準備」のために、校長就任予定の北村隆行先生、事務作業を行う職員の他、特に教育内容についての準備を行う重要なスタッフとして、「教員」が全国各地から集結しました。
わたしたちは、この「滋賀県に初めてできる高専の開校に強い意欲をもって取り組んでいる教員」を「開校準備教員」と呼んでいます。
開校準備教員は、令和6年度から1名が、令和7年度から更に6名が集まり、現在7名体制となっています。
ここでは、この経験豊富で個性豊か、何よりも意欲にあふれた開校準備教員をご紹介します。
特任教授
情報教育、高性能計算、理論物理学
急速に進歩し普及する技術に戸惑い、「技術者になるのは難しそう」と感じる人もいるかもしれません。しかし、どれほど技術が進化しても、基礎となる学問の重要性は変わりません。最新の技術は教員も共に学び続け、常に新しい知識を取り入れる努力が必要です。私たちの新しい高専では、丁寧に基礎を学びながら、社会をより良くする技術と志を身につけます。新しい技術を探究し、明るい未来を一緒に切り開きませんか。
特任教授
組み込みソフトウェア、リアルタイムOS
令和7年4月に情報系の準備教員として着任しました。今は他の準備教員と協力し、この時代に新設される新しい高専にふさわしいカリキュラムや学校のしくみを検討しています。
ぜひ県立高専の第1期生になって私たちと一緒に学校をつくりましょう!
特任教授
半導体、プラズマ
みなさんは「高専」ってどんな学校か知っていますか?
高専は5年間かけて専門的な技術や知識をしっかりと身に着けることができるちょっとユニークな学校です。ものづくりや興味があることをとことん追求できる環境もあり、「将来、何か面白いことをしたいな」とか「普通の高校とは違う道を歩みたいな」と思っている中学生にとって、高専はきっとぴったりの場所です。さあ高専で一緒に学びましょう!
特任教授
機械設計、プラズマ工学
令和6年度に着任して1年が経ちました。令和7年4月からは新しい教員も加わり、いよいよ本格的に準備が始まります。
高専を目指す皆さん、勉強にしっかり取り組むことはもちろん、部活動や友達との時間など、さまざまな経験も大切にしてください。
皆さんに会えるのを楽しみにしています!
特任教授
構造力学、応用力学、舗装工学
ドローンは飛ぶためには機械コース、簡単に操縦するためには情報コース、通信するためには電気電子コース、空から撮った写真は建設コースで活用とまさに県立高専の4つのコースを詰め込んで飛んでいます。ドローンのように県立高専で学ぶ知識を基に世界に飛びたとう!
特任教授
物性物理学、計算材料科学
一般教養科目と学生支援を担当します。
エンジニアになるための力を身につけるだけでなく、学生・教職員・地域のみなさんといっしょに新しい学校(高専)をつくっていきましょう。
ゼロからのスタートってワクワクしませんか?
ともに挑戦し、ともに成長していける――希望と元気にあふれるみなさんをお待ちしています。
特任准教授
日本史、アジア史、貨幣経済史、中世史
いつもの買い物で私たちが何気なく使っているお金。
そのお金が経済を動かしていると、考えたことはありますか?
しかし、そもそも買うモノがなければ、お金を使うこともなく、経済も上手く回りません。
つまり、経済の原点の1つはモノを生み出す「ものづくり」であるといえます。
そんな「ものづくり」に関する知識や技術を、新しく誕生する高専で学んでみませんか?
滋賀県立高専で学びたい皆さんにお会いできることを楽しみにしています。